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BALLISTIK BOYZ from EXILE TRIBE
砂田将宏

夢はさらなる高みを目指す糧。
今は世界という大きな舞台に向けて努力を重ねていく。

「キッズダンサーとして初めてステージに立ったとき、EXILEさんの後ろで聞いたリアルな歓声にしびれた。その瞬間、『俺もこのステージに立ちたい!』と思いました。これが、僕と夢との出会い。“夢をもらう”って、こういうことなんだと思いました」

今も忘れない、僕と夢との出会い

BALLISTIK BOYZ from EXILE TRIBE(以下、BALLISTIK BOYZ)は、EXILE TRIBEでは初となるメンバー全員がボーカルとパフォーマーを兼任するフリースタイルグループだ。しなやかでキレのあるダンスや大胆なアクロバットを駆使したハイクオリティのパフォーマンスと、メンバー7人の個性豊かな声が紡ぐメロディが注目を集め、今、もっとも勢いに乗るグループといえる。その中で、メンバー最年少でありながら、グループを牽引しているのが、『Bucket List-Driven by Dreams』の第1回のゲスト・砂田将宏さんだ。

彼がこの世界に足を踏み入れたきっかけは、姉の影響だったと話す。7歳でEXPG STUDIO OSAKAに通い、そこで本格的にダンスを習い始めると、2年後には『EXILE LIVE TOUR 2009 “THE MONSTER”』のキッズダンサーに選ばれる。憧れのEXILEのすぐ後ろで初ステージを踏んだ彼は、会場全体から湧き上がる歓声を全身に浴び、これまでに味わったことのない高揚感に包まれたそうだ。

「あの瞬間は今も覚えています。しびれましたね。ああ、俺もこのステージに立ちたい!と思いました。これが、僕と夢との出会いです。今にして思えば、“夢をもらう”っていうのは、こういうことなんだと思いました」

当時、ダンスと同じくサッカーにも全力を注いでいたそうだが、この初ステージの経験が本格的にエンターテイメントの世界を目指す一つのターニングポイントになったという。その後、中学生になるタイミングでオーディション『GLOBAL JAPAN CHALLENGE』を受けると見事合格。彼は親元を離れ、NYへ渡った。

NY留学がもたらした大きな気づき

「NYはエンターテイメントの本場です。EXILEの皆さんのルーツとなるブラックカルチャーがあるし、先輩たちが修行を積んできた場所でもあります。そこで得た経験は、その後の僕のアーティストとしての人生に大きな影響を与えたと思う」

その一つが歌だという。

「僕はそれまでダンスしかやってこなかったのですが、アメリカに行って世界で通用するアーティストになるには、ダンスだけではだめだと思ったんです。やっぱり歌えないといけないと思って、それから歌のレッスンを始めました」

多感な時期をアメリカで過ごした彼は、さまざまな国の文化や人たちと触れ合いながら、多くのものを吸収し、人としても、アーティストとしても大きく成長していく。

そして、2019年、BALLISTIK BOYZは念願のメジャーデビューを果たした。その翌年には早くも単独ライブツアーがスタートし、彼が9歳のころから思い描いてきた夢がついに実現した。彼らがステージに立つと、会場を埋め尽くすファンから大歓声が沸き起こり、彼らの歌声やパフォーマンスに多くのファンが酔いしれた。彼の夢を叶えたライブツアーは、同時にたくさんのファンに夢を与えたのである。

「めちゃくちゃ遠い夢だとしても、絶対叶えられると信じている。その自信だけは持っていないとだめだと思うから」

夢を一つ叶えた今、次はもっと大きな夢を描く

今、彼は新たな夢に向かって歩み始めている。一つは、BALLISTIK BOYZとしてワールドスタジアムツアーを開催することだ。

「僕らは、結成当初からインターナショナルなグループになりたいと言ってきました。その夢を叶えるために、今はメンバーとともに階段を一つひとつ上がっている感じです。僕個人としては、保育園のころに憧れたハリウッドスターの夢を本気で実現したい。そのために留学中は英語で演技のレッスンも受けましたし、ゆくゆくはアメリカに住むという夢も持っています。めちゃくちゃ遠い夢だと思っているけど、絶対叶えられると信じている。その自信だけは持っていないとだめだと思うから」

これまでも彼は夢の実現のためにたくさんの努力を重ねてきた。その努力が、今の活動の源であることを彼は誰よりもよく知っている。

「もう一つ、Porscheに乗ることも夢。子どものころからロゴを描くほど憧れてきたPorscheは、僕にとってはDream Car。いつか必ず乗りたいですね」

さらなる高みを目指して、彼の努力はまだまだ続く。