13Cockpit10.9インチ フロントパッセンジャーディスプレイタイカンのコックピットを、私達は“アドバンスト”と 形容しています。存在するのは、数多くの先駆的な機能。 それらはインスピレーションを与え、同時に高度な テクノロジーによってシンプルな操作性を高めます。ほぼ全ての機械式スイッチがデジタル式に変更され、 室内は整然とレイアウトされています。この原則は 最大4つのディスプレイにも反映されており、 ドライバーは注意をそらすことなく、直感的に操作を 行うことができます。まさに機能を突きつめるポルシェの アプローチです。車を発進させるために、必要なのは ギアをDレンジに入れてアクセルを踏み込むだけです。 手動でスタートさせたい時は、左側にあるエレクトリック パワーボタンを押します。そのポジションにも、ポルシェのルーツが忠実に体現されています。スイッチ類は、全てのポルシェモデルと同じく、 ドライバーに焦点を当てて配置されています。 インストゥルメントパネルは極めて印象的なデザインです。 湾曲した16.8インチディスプレイと、その両側にある ライティングおよびシャシー機能用のダイレクトタッチ コントロールによる操作パネルで構成され、さらに角度と くぼみを持たせています。タイカンは、こうした曲面かつ 独立型のディスプレイを備えた初めての車の一つです。 インストゥルメントパネルには表示の設定を変えられる 3つの丸型メーターが組み込まれています。バーチャルで ありながら、ポルシェとひと目で認識できます。※写真は日本仕様と一部異なります。オンラインナビゲーションを含むポルシェコミュニケーション マネジメント(PCM)は、オーディオ、ナビゲーションおよび コミュニケーション機能をコントロールするための 中心的役割を担います。ダッシュボードの10.9インチ センターディスプレイではPCMのさまざまな機能を 簡単に操作できるうえ、スタート画面をカスタマイズ することで重要な機能へのダイレクトなアクセスが 可能になります。デジタル機能を持つもう一つの装備が、8.4インチ センターコンソール操作パネルです。メニューバーから ナビゲーション、メディア、Apple CarPlay、車両機能の 設定などにアクセスすることができます。 メニューバーは使用できない状態にすることも可能です。 操作パネルでは、ラゲッジコンパートメントリッドと 充電ポートカバーの開閉に加え、充電状態や バッテリー残量などの確認も行えます。タイカンモデルにはフロントパッセンジャーディスプレイが オプション設定され、助手席からナビゲーションや 情報機能へのアクセスを可能にします。またリアシート用の 5.9インチタッチスクリーンディスプレイもオプションとして 用意され、左右のリアシートで個別に温度や風量を 調節する、あるいはシートヒーターなどの コンフォート機能を操作することができます。
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