オープニングラップでトップ7台は順位を入れ替えることなく、クリーンな展開で慎重にレースに入っていった。後方ではレインタイヤを巧みに温めた#25 久岡が、13番手グリッドから8位ポジションまでジャンプアップに成功。だが2ラップ目の第2コーナーで4位ポジションを走行していた#55 田中誠也がスピンし、一時コース外に出た後に復帰、最後尾からの追い上げとなった。
#14 内山をリーダーに、約1秒差ずつ#1KEN YAMAMOTOと#15 橋村という3台のトップグループが、#55 田中が抜けた4位争いのセカンドグループを次第に引き離していく。3ラップ目には2分10秒台、4ラップ目以降は2分9秒台へ突入しながらも、GT3-IIクラスの#15 橋村がペースを落とさず追走、3台の差が開かず膠着した展開が続く。また4列目スタートだった#94 佐野隆之を#39 Ogutea がかわし、7位に浮上した。