ポールポジションの#83 芳賀誠を先頭に、全車綺麗な隊列を組んでローリングスタート。このレースに温存していたニュータイヤを投入した#1 KEN YAMAMOTOだったが、見事なダッシュを決めた#83芳賀誠には追いつけず、グリッド順のまま1コーナーに突入する。ここで気を吐いたのがGT3―IIクラスの#15 橋村剛で、2コーナーでGT3 ― Iクラスの#77 MUSASHIのインを突き総合3 位に浮上。しかしながらマシンの性能差は如何ともしがたく、バックストレートで#77 MUSASHIに再び3位の座を明け渡した。またその後方では9番手からスタートしたオープンクラスの#3 TETSUO OGINOがベテランらしい上手さを発揮して8位へポジションを上げている。
一方2 位を走る#1 KEN YAMAMOTOはオープニングラップのダブルヘアピンから積極的に#83 芳賀誠へのアタックを開始。#83 芳賀誠も上手いブロックを見せ、クリーンなバトルが展開された。そして2周目のパイパーコーナーで、果敢に#83 芳賀誠のインを突きオーバーテイクに成功したようにみえた#1 KEN YAMAMOTOだったが、アクセルペダルを早く踏みすぎたのかコーナーの立ち上がりでテールスライドして内側のコンクリートウォールにクラッシュ。コース上に止まってしまったことでセーフィティーカーが導入されることになった。