リスタートで好スタートを決めた#90 呉良亮に、2 番手の#1 KEN YAMAMOTO が序盤食いつく展開となった。前者が引き離しにかかるも、後者が意地を見せ、約2.6 秒あった差を一時はコンマ3 秒詰めて見せた。GT3-II クラスの#26 橋村剛はやや遅れて3 位ポジションをキープし、約1 秒あけて4 番手を行く#44 HISATEA を、7 位スタートからジャンプアップしてきた#77 MUSASHI と#16 岸本裕之が追う展開となった。
だが雨脚がますます強まり、路面もウェットパッチからフルウェットに変わる中でスリックタイヤを履いた各車とも、ペースが上がらない中、薄氷を踏むような走りを強いられた。相対的にペースの落ち込みを抑えた#90 呉良亮が6 ラップ目以降、2 位を走る#1 KEN YAMAMOTO を引き離していく。また4 番手争いでも中盤からスローパンクチャーに見舞われた#77 MUSASHI が徐々にペースを落とし、久々のスポット参戦で10 番手スタートから尻上がりに調子を上げてきた#27 眞野壮一郎に5 番手を明け渡した。