トップ争いは、#90 呉良亮が前戦に続いて再び独走態勢を築くかと思われたが、序盤3 ラップ目に#1 KEN YAMAMOTO がセクター2 を全体のベストタイムでまとめ、1 分25 秒967 というこの日の自己ベストラップを叩き出してギャップを稼がせない。#90 呉も4 ラップ目に1 分25 秒719 で応じるが、#1 KEN YAMAMOTO も1 分25 秒台を連発して粘りを見せる。ポジションこそ変わらないがトップ2 台がほとんど1分25 秒台で推移するという、ハイペースなバトルとなった。両者とも5 ラップ目に、#90 呉良亮が1 分25 秒266、#1 KEN YAMAMOTOが1 分25 秒516 という、それぞれのファステストを叩き出す。
一方でセカンドグループのバトルは、レース中盤に動いた。5 ラップ目の1 コーナーで#77 MUSASHI が#26 橋村剛をパスして5 番手に上がると、その前方を行く#84 Masa TAGA が#76 高木啓一郎を猛追。8 ラップ目のヘアピンからS 字、ハイポイントの各コーナーにかけて激しくプレッシャーをかける。10%勾配からメインストレート、1 コーナー進入にかけて#76 高木啓一郎は巧みなブロックラインをとり、スリップストリームにつこうとした#84 Masa TAGA が1 コーナーで外側に大きくはらむ。このロスを利して2 台の背後に#77MUSASHI が着実に詰め寄り、6 ラップ目には3.1 秒強あった差はコンマ5 秒差にまで縮めてきた。