4周目にSC がピットに戻ると、後方との間合いを上手く取った#63 長嶋重登選手が見事なスタートダッシュを披露。僅差で#33 TETSUO OGINO 選手、#77 MUSASHI 選手と続いていく。しかしながら2コーナーの立ち上がりで後続車がスピン、クラッシュ。その混乱に数台が巻き込まれてコース上にパーツが散乱したこともあり、再びSC が導入されることとなった。コースがクリアとなり7周目にリスタートが切られた時のオーダーは、#63 長嶋重登選手、#33 TETSUO OGINO 選手、#77 MUSASHI 選手の順で、その差は1 秒以内。その後ろ、混乱を切り抜け総合4番手にポジションアップを果たしたGT3-II クラスの#76 高木啓一郎選手がつけ、トップ3とのギャップを縮めていく。
8周目には8 位を走行中のGT4 クラス#71 澤龍之介選手が2分2秒331 と上位陣より3 秒以上も速いファステストラップを記録。GT3-I 勢を追い抜きながら、猛追を開始する。
一方、トップを快走する#63 長嶋重登選手を攻略しようと#33 TETSUO OGINO 選手と#77 MUSASHI 選手は、コーナーごとにトライを重ねるが、滑りやすい路面と濃い水煙、そして#63 長嶋重登選手の巧みなライン取りに阻まれて、攻略の緒を掴めないでいた。