オープニングラップをトップで戻ってきたのは、2位に3.2 秒のギャップを築いた#63 長嶋重登選手。しかしながら#33TETSUO OGINO選手も#63 長嶋重登選手より1 秒近く速いラップタイムを刻み、その差を確実に詰めていく。また後方ではGT4 クラスの#71 澤龍之介選手が、早くもGT3-I の最後尾まで5.6 秒の位置に追い上げている。
序盤はところどころ路面が濡れているためレコードラインが1本しかなく、なかなかラインを外して仕掛けるのは難しい状況だったが、#33TETSUO OGINO 選手は#63 長嶋重登選手のテールにピタリとついてプレッシャーをかけていく。そして5周目のパイパーコーナーでインに切り込んだ#33TETSUO OGINO 選手がトップを奪取。7 周目には唯一1 分38 台に入り、ジリジリとその差を広げていく。
その後方で光る走りを見せたのが、序盤で出遅れた#66 荻原秀樹選手だ。一時はクラス最後尾の7位まで後退したものの、3 周目にひとりだけ1 分40 台を叩き出すなど追い上げを開始。9 周終了時点で4 位にまで順位を戻したのである。