「自分の走りに専念することを意識した」という先頭の#33 OGINOは、スタートで築いた3 秒弱のリードを少しづつ拡げていく。2 位走行の#63 長嶋が、4 ラップ目に1 分57 秒343 の暫定ファステストを叩き出すも、5 ラップ目に#33 OGINO が1 分57 秒281 で応戦する強さを見せた。結局、終盤までコンマ1 ~ 2 秒差をコンスタントに積み上げた#33 OGINO がトップでチェッカーを受け、5.653秒差で#63 長嶋が2 位に入った。
決勝のフォーメーションラップが11:40 に開始されたが、#66 荻原のエンジンがグリッド上で始動せず、タワー下で再始動を試みるもピットに運ばれ、そのまま不運なリタイアとなった。コース上ではローリングスタートで決勝の火ぶたが切って落とされ、オープニングラップは、第2 コーナーで#77 MUSASHI 選手がイン側の死角にいた#16 岸本裕之選手と軽く接触するも、GT4 クラス含めてグリッド順に推移。序盤は、先行するトップ2 台に3 位走行の#27 眞野壮一郎選手が食い下がる。だが徐々に4 位の#77 MUSASHI が背後に迫り、やがて1-2 位グループと3-4 位グループの差が開き始め、それぞれのリードを守る展開になっていった。
「自分の走りに専念することを意識した」という先頭の#33 OGINOは、スタートで築いた3 秒弱のリードを少しづつ拡げていく。2 位走行の#63 長嶋が、4 ラップ目に1 分57 秒343 の暫定ファステストを叩き出すも、5 ラップ目に#33 OGINO が1 分57 秒281 で応戦する強さを見せた。結局、終盤までコンマ1 ~ 2 秒差をコンスタントに積み上げた#33 OGINO がトップでチェッカーを受け、5.653秒差で#63 長嶋が2 位に入った。
またトップから10 数秒のギャップを挟んだ5 位争いの中位グループは3 ラップ目以降、#16 岸本、#78 七ッ矢孝選手、#23 KenRyu選手が2 秒差の中に入り込む接近戦となった。4 ラップ目の第2 コーナーで#78 七ッ矢が仕掛け、#16 岸本のマシン右側に当たるもオーバーテイクを成功させ、悪質性のないレーシングアクシデントとして判定された。これで#78 七ッ矢、#23 KenRyu、やや離れて#16岸本というオーダーに入れ替わったが、5 ラップ目のV 字コーナーで#78 七ッ矢は痛恨のハーフスピン。かくして5 位争いは#23KenRyu がリードするが、自己ベストラップを1 分59 秒台に更新して#16岸本が追撃。残り2周で#23 KenRyuをかわしてのチェッカーとなった。
GT4 クラスは、持ちタイムに約4 秒づつ差のある各車が予選オーダーを守りつつ、それぞれのペースでレースを展開。フォーミュラやカート以外で、スポーツカーでのレース経験は初というポールシッターの#71 澤を含め、各ドライバーが習熟段階にあった。「色々なことを試しながら」、ラップタイムを上下させる#17 鈴木建自選手に対し、「まだまだ走り込みが足りない」といいつつ、終盤まで安定したラップタイムを刻んだ#51 横井克一郎選手という、対照的な進歩の仕方が印象に残る、ジェントルマンレースならではの光景だった。