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2024年最初の「CORNES Driving Academy」が、3月25日（月）から3日間、富士スピードウェイにて開催されました。
　初日の【BASIC】では、ドライビングポジションに始まり「走る」「曲がる」「止まる」に加え、中速域で存分に自身の愛車を操縦する愉しさを学び、2日目の【ADVANCED】では本コースでの走行を見据えて舞台をショートサーキットに。　最終日の【ATHLETE】は、広大な駐車場に設けられた特設コースと本コースを専有し、中高速先導走行を実施。　
ハイレベルなスポーツドライブをお楽しみいただきました。

3月25日(月)　【BASIC】
ドライビングの基礎を徹底的に学べる本プログラムは、P2駐車場の約3万㎡におよぶ広大な敷地で行います。　現役プロレーシングドライバーである小河 諒 選手や篠原 拓朗 選手をはじめ、レーシングドライバーとして豊富な経験を持つ星野 一樹さんをインストラクターに迎え、ドライビングの基礎となる「走る」「曲がる」「止まる」をスラローム、コーナリング、シケイン、ブレーキ＆レーンチェンジの各セクターごとに走り込みます。車載無線機を通じてリアルタイムにプロのアドバイスを受け、即実践できるスタイルはスキルが身につくスピードも段違い。　午前はセクターごとのレッスン、午後は全コースをとおし、ストイックにドライビング技術を磨きました。　雨天によって作られた低ミューの滑りやすい路面特性が功を奏し、日常ドライブにも役立つブレーキやトラクションコントロールなど、丁寧で正確なドライビングが要求される状況下でどのような挙動を示すのか？　全集中する表情が印象的でした。　プログラムの最後は、参加者を3チームにわけてチーム戦タイムトライアルを実施。ゴールエリアに４本のパイロンを立て、ピタリと嵌ればゴール！　せっかく速くゴールにたどり着いても勢いあまってエリア外に飛び出すドライバーが続出。　ゴールエリアであたふたする姿に笑いが絶えないなかで初日は幕を閉じました。

3月26日(火)　【ADVANCED】
ショートサーキットへ舞台を移し行われた本プログラム。　大粒の雨が降りしきるなか、「ご自身をとことん疑ってください」としきりに説くインストラクターと共に、安全面を第一に考慮しプログラム内容の即時変更を繰り返しながらの開催となりました。　終始先導走行で進行され、プロのライン取りを間近で見ながらポイントがつかめるよう周回ごとに隊列を入れ替え。　ドリフトの魔術師でもある谷口 信輝 選手を筆頭に、篠原 拓朗 選手、川端 伸太朗 選手といったインストラクター陣が、無線でタイムリーなアドバイスをとどけることで、序盤こそ多少不安げだった走りにも徐々に安定感が増し、終盤にはコンディションをしっかりと把握しながらスキルアップを図りました。 プログラム終了後に、自由参加で行われた谷口 信輝 選手によるドリフト同乗走行は長蛇の列に。　雨で滑りやすくなったショートサーキットを右に左にボディを振る圧巻のハンドル捌きと状況判断力には一同、驚きを隠せない様子でした。

▶ 3月27日(水)　【ATHLETE】
ハイパフォーマンスカーをより速く、安全に操作するためのペダル使いやハンドル操作、目線の配り方などを高いレベルで習得できる本カテゴリーは、最終的にレーシングコースでのスポーツドライビングを楽しむためだけでなく、公道での安全走行にもつながるスキル向上が人気のひとつとなっています。　現役のレーシングドライバーである織戸 学 選手、小河 諒 選手、篠原 拓朗 選手をインストラクターに迎え、座学にも十分時間をとり、P2駐車場に特設されたミニコースを時間の許す限り徹底的に走り込む本カテゴリーでは、インストラクター”に”同乗したり、インストラクター”が”オーナー様の運転に同乗したりを繰り返すことで具体的で実践的な指導が得られます。　同じコースを果敢に攻める姿はまさにATHLETE。　午前と午後170分間のスパルタンな走り込みを終えた後はいよいよレーシングコースへ。　およそ1時間を費やし行われたコース上での攻略解説、30分程度の高速先導走行でヘトヘトになりながらもヘルメットから覗き見える爽やかな笑顔にスタッフ一同胸が打たれました。